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デジタルアーツ「i-FILTER」、FireEyeとの連携オプションに新方式を採用

最新の脅威情報により攻撃を即座にブロック可能に

 デジタルアーツ株式会社は6日、企業・官公庁向けウェブフィルタリングソフト「i-FILTER」において、ファイア・アイ株式会社(FireEye)のセキュリティアプライアンス「NX/CMシリーズ」との連携オプションに、フィルタリングのデータベース登録における新方式を採用し、6月末から提供を開始すると発表した。

 FireEyeのNX/CMシリーズは、従来型のセキュリティソリューションでは検知できないウェブベースの攻撃を防御するための脅威対策プラットフォーム。ゼロデイ攻撃や複数のプロトコルを使用したC&Cサーバーへのコールバック通信をリアルタイムで検知し、通信をブロックする。

 デジタルアーツでは、2014年12月からFireEyeのNX/CMシリーズとの連携オプションを提供している。

 今回の変更では、データベース登録における連携方式を、i-FILTERがFireEyeのアラートを定期的に収集するurllist方式から、FireEyeが最新のアラートを自動的に提供するNotification方式に切り替える。これにより、タイムラグのない脅威情報をi-FILTERのユーザーに提供でき、即時的な通信のブロックの実現と、複合型の高度な脅威による機密情報の漏えいの阻止が可能になるとしている。また、4月5日に発売された最新の「FireEye NX Essentials」にも対応予定。

三柳 英樹