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家電量販大手のエディオン、共通のIT基盤として「Oracle Exadata」を導入

 日本オラクル株式会社は17日、株式会社エディオンが、エンジニアド・システム「Oracle Exadata Database Machine」(以下、Oracle Exadata)を導入したと発表した。エディオンでは、基幹情報システムを支えるグループ共通のIT基盤として利用しているという。

 家電量販店大手のエディオンでは、2009年に事業会社の基幹システムを「エディオン統合システム」として運用開始している。しかし、店舗数の増加や「あんしん保証カード」の提供開始に伴って会員数が倍増したことにより、基幹システムの処理数が増加し、売上や在庫、ポイント情報などのリアルタイム更新を行うための性能が限界を迎えつつあったという。また、夜間バッチ処理にも遅延が生じていた。

 そこで同社は、拡張性に優れた統合データベース基盤を検討した結果、Oracle Exadataの導入を決定した。その選定にあたっては、Oracle Exadataの高い性能と可用性、圧縮技術によるストレージの高い利用効率、データベースの暗号化を行う「Oracle Advanced Security」によるセキュリティなどの特長が評価されたという。

 Oracle Exadataへの移行後、繁忙期におけるCPU使用率は90%減、夜間バッチの処理時間は42%減となり、システム運用コストも63%減(いずれもエディオン調べ)となったとのこと。また、管理部門でのデータ検索の待ち時間が解消し、即座に結果が表示されるようになるなど、業務効率の向上も達成した。

 さらに、旧システムからのデータ移行にはリアルタイムデータ統合製品「Oracle GoldenGate」を活用。通常は数日を要する大容量データの移行を1時間の停止時間で完了したとのこと。これは、当初想定していた許容時間の4時間を大幅に下回る結果となった。

 なお、このプロジェクトでは、NECがシステム導入支援を担当し、新システムの構築から運用にいたる全体のプロジェクト管理を支援している。Oracle Exadataは2014年4月に採用され、入念なテストや検証を繰り返した上で、2015年2月に新基幹システムへの全データ移行が実施され、新システムが稼働を開始した。

(石井 一志)