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NEC、ブエノスアイレス市営地下鉄向けに監視システムなどを構築

 日本電気株式会社(NEC)は15日、アルゼンチンにおいて、ブエノスアイレス市営地下鉄の運営にかかわるセキュリティシステムを構築したと発表した。

 1日あたり200万人以上の乗客が利用する、アルゼンチンの主要な鉄道であるブエノスアイレス市営地下鉄では、強固なセキュリティ対策や安全な構内運営が求められているという。今回NECは、ブエノスアイレス市営地下鉄の計26棟の車庫において、監視カメラシステムや職員向けの入退場システムを構築。3拠点の専用監視センターにて、職員が随時映像の確認を行うことにより、不正侵入や犯罪の防止など、車庫の安全な運営に貢献する。

 また、約90の駅の改札口にも監視カメラシステムを構築した。専用ストレージの活用によって約30日分のビデオ映像を保管でき、2拠点の専用監視センターで職員が映像の確認を行って、改札口における無賃乗車のような不正行為や迷惑行為の防止に活用できるとしている。

石井 一志