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NVC、米vArmourのデータセンター向けセキュリティ製品を販売

 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)は9日、米vArmour Networks(ヴイアーマーネットワークス)と国内販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のデータセンター向け分散セキュリティプラットフォーム製品「vArmour」の販売を開始する。

 vArmourは、データセンター内部の通信を可視化し、不要な通信を検知・制御して脅威の拡散を防ぐ製品。“分散ファイアウォール”というコンセプトに基づき、ゾーンベースのセキュリティポリシーを制御可能なほか、セキュイリティゾーンを仮想マシンの単位にまで小さくする「マイクロセグメンテーション」により、脅威の拡散を防止するとした。

 個々のコンポーネントは仮想マシンとして提供され、セキュリティニーズに合わせて配置できるだけでなく、論理的に単一のシステム(vArmour Fabric)として管理できるとのこと。これにより、クラウドとオンプレミスといった物理的に離れた場所でも、論理的に単一のシステムとして管理が可能になる。

 vArmour Fabricの具体的なコンポーネントとしては、ポリシーの一元管理をつかさどる管理・集中制御システム「Director」、分散配置される制御ノードの「EP(Enforcement Point)」、トラフィックを処理するデータプレーン「EPi(EP intercepter)」が用意される。また、このvArmour Fabricで処理したトラフィック情報はvArmour Analyticsのサービスに送信され、セキュリティインシデントの解析と可視化や、セキュリティインテリジェンスのリアルタイムアップデートなどを行えるとした。

石井 一志