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マクニカ、企業向けSDN-WANプラットフォームを提供する米Viptelaと販売代理店契約を締結

 マクニカネットワークス株式会社は8日、セキュアな次世代SD-WANプラットフォームを提供する米Viptelaと販売代理店契約を締結したと発表した。

 Viptelaは、企業の拠点間WANにSDNのコンセプトを適用し、シンプルにソフトウェアで集中制御を可能にするSD-WAN機器やプラットフォームを提供する企業。ゼロタッチプロビジョニング機能による構築コストの削減が可能で、MPLS・インターネット・4G/LTEといったハイブリッド回線の活用による回線コストの最適化を実現。クラウド上の集中管理GUIによるリモート運用による運用コストの削減や、拠点側のネットワークアプライアンスの削減・統合を可能とする。

Viptaleのソリューション概要

 サブスクリプションライセンスは端末1台ごとの購入で、1年・3年・5年の契約期間からの選択、10Mbps~10Gbpsから必要な帯域の選択、フル機能のProfessionalライセンスおよび機能制限のSOHOライセンスからの選択が可能。クラウドサービスとして提供される、集中管理GUI「vManage」、SDNコントローラー「vSmart」、認証オーケストレーター「vBond」の3つのコンポーネントの利用権が含まれる。

 また、L4~7/アプリケーションレベルのQoS・トラフィック可視化・経路制御を可能にするディープパケットインスペクション(DPI)機能を活用できる追加ライセンスも用意される。

 マクニカネットワークスは、Viptelaの日本における戦略的な一次販売代理店となり、二次販売代理店やネットワークサービスプロバイダーとともに、Viptelaを日本国内に展開する。主なターゲット市場としては、次世代WANサービスを検討している大手サービスプロバイダーや、製造・小売・金融・流通といった多拠点を国内外に抱える企業などを想定している。

三柳 英樹