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ユニアデックス、SaaS型IT運用管理サービス「Vistara」提供開始

 ユニアデックス株式会社は1日、SaaS型IT運用管理サービス「Vistara」の提供を開始した。

 「Vistara」は、オンプレミスやプライベートクラウド、パブリッククラウドを組み合わせたハイブリッド環境でのシステム運用を一元的に管理するサービス。複数の運用管理ツールの集約を図ることで、運用管理者の業務負荷や運用にかかるコストを軽減する。

「Vistara」の運用管理構成図

 また、運用手順の標準化により運用管理の品質を向上。ハイパーバイザー(仮想化ソフトウエア)や、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureといったパブリッククラウドの管理装置(コンソール)と連携する機能を実装するなど、昨今の運用現場で求められる環境を標準搭載する。

 運用管理に求められる、「定常時の運用」「障害時の運用」「それらの確実な実施を推進するためのタスク管理」など、プロセスごとに各種機能を搭載。さらに、導入・構築の支援、運用・操作の支援、レポート機能、セキュリティー、仮想化基盤との機能連携など、運用管理者の日々の作業を支援するための機能を提供する。

 オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドを組み合わせたハイブリッド環境のシステム運用を、1つのウェブ画面で一元的に管理。マルチテナントにも対応し、複数の顧客やアドレスが重複するシステムの管理も行える。

 顧客拠点と「Vistara」のSaaS基盤との通信の暗号化や、アカウントごとにアクセス権を設定、ログインは2要素認証に対応、リモートログイン操作を動画で記録など、各種のセキュリティ対策も施している。

 料金は、管理対象とする機器数に応じた月額課金。サーバー10台の管理を行う場合で月額2万円から(税別)。顧客自身が導入される場合は初期費用不要。ユニアデックスは、「Vistara」関連ビジネスで、今後3年間に3.5億円の販売を目指す。

三柳 英樹