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エジソン、システムサポートによる診断とチューニングでDB環境の問題を解決

 株式会社システムサポート(STS)は13日、株式会社エジソンが、データベース診断サービス「ズバッとDB診断サービス」を採用したと発表した。エジソンでは、廃棄物総合管理システム「GENESYS」で使用しているOracle Databaseの診断に利用し、この診断に基づいたSTSによるチューニングの結果、システム全体としてデータベースの処理時間が改善したとのこと。

 エジソンは、管理会社・排出事業者、処理業者向けのサービスとして廃棄物総合管理システム「GENESYS」を提供しているが、ユーザー数の拡大に伴ってデータ量が急速に増加した結果、システム全体でレスポンスが遅くなる現象が見受けられることがあった。同社は、GENESYSのうちOracle Databaseに原因があると判断し、自社の情報システム部門がチューニングを実施していたものの、その対応に時間を取られてしまい、本来の業務であるITを使ったビジネス企画に注力できない状況になってしまっていたという。

 そこで、具体的な問題個所の特定と抜本的な対策を社外に依頼することを決定し、遅延の原因を特定することを目的として、STSの「ズバッとDB診断サービス」を採用した。

 STSが2015年9月にGENESYSのデータを収集・分析したところ、特定の2パターンの高負荷SQLで処理遅延現象が発生していることが判明し、エジソンに対して診断結果を報告。あわせて、高負荷SQL関連索引や物理メモリの増設によるバッファキャッシュの見直しといった改善施策を提案していた。

 問題個所が特定できたことから、エジソンはSTSに当該データベースのチューニングを依頼。2015年10月から11月にかけて高負荷SQLの索引追加やキャッシュ設定などを実施した結果、システム全体としてデータベースの処理時間が改善した。なお今回のチューニングでは、エジソン側の要望により、「GENESYS」のアプリケーション部分には手を入れない形で実施している。

石井 一志