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グレープシティ、ExcelライクなHTML5表計算ウィジェット「SpreadJS 9J」
(2015/12/10 17:54)
グレープシティ株式会社は10日、Webブラウザ上でMicrosoft Excelライクなユーザーインターフェイスを実現するHTML5スプレッドシートウィジェット「SpreadJS 9J」を発表した。JavaScript用スイート「Wijmo Enterprise(ウィジモ エンタープライズ)」の収録ウィジェットとして提供しているSpreadJS、および連携して利用するSpreadJSデザイナとExcelIOサービスを1つにまとめて提供する。2016年1月28日の発売予定で、価格(税別)は1開発ライセンスが12万円。
グレープシティでは、業務アプリケーションにExcelライクな表計算データグリッドを実装する開発コンポーネント「SPREAD(スプレッド)」を、20年以上にわたって販売している。今回発表された「SpreadJS 9J」は、SPREADで培った技術を応用して開発されたHTML5スプレッドシートウィジェット。表計算、数式、ソート、フィルタリング、条件付き書式といったExcel互換機能はもちろん、スパークライン、IMEモード対応、タッチ対応など、さまざまな機能を備えている。
ノンコーティングで簡単にSpreadJSシートを作成できる専用デザイナーが付属しているため、少ない工数でモダンなWebアプリケーションの開発が可能という。行/列/セルレベルでの細かな設定、けい線やフォントの設定が簡単にでき、思い通りの外観・レイアウトを実現できるとした。さらに、Excelファイルのインポートにも対応しているため、Excelで作成した既存のシートデザインを利用することも可能だ。
またExcelIOサービスを用いて、SpreadJSとExcelファイルのインポート/エクスポートやPDFファイルのエクスポートを行える。
なお、2016年春に提供を予定しているサービスパックでは、さらに高速・軽量で、多くの機能を追加した新しいスプレッドシートウィジェットを搭載する予定とのこと。