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オープンストリーム、データ分析でMirosoft Azure環境への取り組みを強化

 株式会社オープンストリームは3日、ビッグデータ領域での開発実績を活かして、Microsoft Azure環境への取り組みを強化し、システムインテグレーション事業におけるMicrosoft Azureプロダクトラインを活用したソリューションを提供する体制を構築すると発表した。

 オープンストリームでは、以前よりHadoopを使用したビッグデータの分散処理、ストリーム技術を使用したリアルタイムビッグデータ処理、分析系では機械学習やBIに取り組んでおり、これらの事例を元にMicrosoft Power BIやAzure Machine Learning、Azure Data Lake、Azure SQL Data Warehouse、Azure Event Hubsなどの各種プラットフォームを使用したビッグデータソリューションを提供する。

 過去・現在・未来の時間軸に対応した各種プラットフォームにオープンストリームの技術を適用することでシームレスなデータ分析を提供。「過去分析」に関しては、Azure HDInsightに適応可能なHadoopの開発実績が数多くあり、迅速で確実なサービス提供が可能としている。

 リアルタイム分析においては、自社開発のリアルタイム情報蓄積プラットフォームや分析・データモデリングプラットフォームとAzure Event Hubsの連携により、きめ細やかなカスタマーエクスペリエンスを可能にするソリューションを提供すると説明。難易度の高い「未来予測」においては、実績を基にさらなる取り組みを強化している機械学習の技術を、Azure Machine Learningなどと組み合わせて、精度の高い分析ソリューションを構築するとしている。

 また、BIの分野での多くの開発経験をMicrosoft Power BIで活かし、これらのビッグデータを活用したデータ分析ソリューションを、顧客に最適なフロントエンドを通じて提供。企業のビジネスシステムにおけるクラウド化のトレンドにおいて、システムインテグレーションの一環として高い評価を得ている運用・保守のノウハウを活かすと同時に、最新技術の適用を促進し、ビジネス環境の変化に迅速に対応可能な柔軟でスケーラビリティのある業務システムの提供を目指すとしている。

三柳 英樹