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CTC、フラッシュストレージ導入の効果測定サービスを開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は1日、マルチベンダー環境でのシステム検証を可能にする総合検証センター「Technical Solution Center(TSC)」内に、フラッシュストレージ向けの検証設備「Flash Storage LAB」を開設し、フラッシュストレージ導入の効果測定サービスを開始した。

 サービスでは、フラッシュストレージを具体的に検討している顧客向けに、導入に向けてのワークショップや既存環境のアセスメント、製品の体感デモや実証実験を一連で提供する。

 ワークショップでは、これまでのTSCを活用した検証実績やマルチベンダー環境での大規模システム構築実績から、多機能性やパフォーマンス重視などの分類に基づいて製品の特徴や検証結果を提供する。デモンストレーションでは、各製品のパフォーマンスの体感に加え、管理GUIの操作、データ容量削減の機能、障害時の可用性、DR(Disaster Recovery)機能、仮想化環境やDB環境での使用を体感できる。対応製品は、EMCの「XtremIO」、日立の「VSP Gシリーズ」、HPEの「3PAR」など。

 Flash Storage LABを経て導入するストレージが決まった顧客には、アセスメントや実機検証の結果に基づいて、CTCのエンジニアが適切なシステムの設計・構築を行い、各製品の保守メンテナンスサービスまでをトータルなサービスとして提供できる。

 CTCでは、既存システムのパフォーマンス向上やビッグデータの取り組みを検討している企業に向けて展開し、1年間で100社へのサービス提供を目指す。

三柳 英樹