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日本ヒューレット・パッカード、ビッグデータ管理とガバナンス強化を支援するファイル分析ソフト

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は1日、ファイル分析とデータストレージ階層化を独自の方法で組み合わせたソフトウェア「HP Storage Optimizer」を発表した。価格は5TBで185万5000円(税別)から。2015年中の提供開始を予定する。

 HP Storage Optimizerは、ポリシーに沿って企業が膨大なデータを効率的に管理できるようにする、ファイル分析ソフトウェア。ファイル分析と優先付けされたデータバックアップを組み合わせることにより、データへの可視性が得られるので、インフラ使用率の適切な決定が可能になるという。

 また、ファイル分析をポリシーベースのストレージ階層化、情報の最適化、バックアップと組み合わせて、ストレージ使用量の軽減と、非構造化データの管理コスト・複雑性の軽減を実現する。例えば、Tier 1ストレージに保存されている冗長で古いデータなどを識別し、Tier 2に移動させてデータボリュームを削減する、といったことが可能になる。

 また、Microsoft SharePointやMicrosoft Exchangeなど幅広いリポジトリへの接続に対応し、エンタープライズレベルの拡張性も備えているとのこと。あわせて、エンドユーザーによるシームレスなデータ検索機能も備えた。

 なお日本ヒューレット・パッカードでは、HP Storage Optimizer導入に先立ち、現状のデータ管理課題の把握、新たなデータ管理のポリシー定義や実現方式を検討するワークショップやコンサルティングサービスも提供するとのことだ。

石井 一志