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オーシャンブリッジ、リモコンツール「ISL Online」のプライベートクラウドライセンス

セキュリティと冗長性を両立

 株式会社オーシャンブリッジは7日、リモートコントロールツール「ISL Online」において、オンプレミスのセキュリティ性とパブリッククラウドの冗長性を兼ね備えた新ライセンス「プライベートクラウドライセンス」を提供すると発表した。

 ISL Onlineは、離れた場所のPC同士で画面共有を行う「ワンタイム接続」、遠隔地から社内のPCに接続可能な「常駐接続」、Web会議の機能を1つのライセンスで利用できるリモートコントロールツール。社内ヘルプデスク、顧客への製品サポート、遠隔地サーバーメンテナンスなどさまざまな用途で利用されているという。

 従来は、オンプレミスライセンスとパブリッククラウドライセンスの2形態で提供されていたが、今回、プライベートクラウドライセンスを新たに追加する。このライセンスでは、Linux OSベースのISL Online中継サーバーがAmazon Web Services(AWS)のクラウド環境上にセットアップされた状態で、サービスとして提供されるため、ユーザー企業側でのサーバー構築および管理は不要。その企業専用のシングルテナントでサービスを利用できるので、セキュリティも確保されているという。

 クラウド上のサーバーは冗長構成で提供するほか、契約接続数に応じてサーバー台数を追加し、高い障害耐性を実現しているとのこと。このサーバーはActive-Active構成で冗長化され、故障しても別のサーバーが自動で運用を継続。一部サーバーに負荷が偏った場合も、全体で分散処理する仕組みにより、効率運用を実現している。

 万一、サービスが停止するほどのサーバー障害が発生した場合には、ユーザー企業の了承のもとで、遠隔での緊急メンテナンスを実施。プログラムアップデートやセキュリティパッチなどの適用も、ユーザー企業と相談の上で行うとのこと。

 年間価格(税別)は、同時接続数10で300万円、同20で400万円、同50で750万円など。

 なおオーシャンブリッジでは、9月16日に、東京・港区の東京コンファレンスセンター・品川で無料セミナー(事前申込制)を実施する。

石井 一志