企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」、上長承認機能を拡張

　日本ワムネット株式会社は18日、企業向けオンラインストレージ「GigaCC ASP」をアップデートしたと発表した。送信・共有時に上長の承認を受ける機能を拡張し、よりセキュアな運用を可能にしているという。

　「GigaCC」は、企業間・企業内でのファイル送受信、共有を安全に行うためのオンラインストレージサービス。ユーザーの使い勝手を維持したまま、大容量ファイルの転送・送受信や共有をセキュアに行える点が特徴で、iOS向けのアプリも提供されており、iPhoneやiPadからも容易に利用できる。また、プロジェクトや部署単位でも簡単に利用できるASP（クラウド）モデルの「GigaCC ASP」と、カスタマイズや認証システム連携などが可能なホスティング/オンプレミス型の「GigaCC OFFICE」が提供されている。

　今回は「GigaCC ASP」において、ファイルの誤送信・誤登録防止機能として、企業で必要性が高まっている上長承認機能を拡張し、承認ワークフローの設定が可能になった。承認階層、承認者を任意の数設定したり、下位階層の承認を待たずに上位階層による承認を行えるようにするなど、さまざまな条件での承認設定を実施できるようにしたという。また、送信者による承認者の指定（ファイル送信時のみ）や、承認者不在時の代理承認者の設定にも対応。ファイル送信者や登録者は、承認状態を把握することもできる。

　これにより、例えば、ファイル送信時、複数の承認階層において、それぞれの承認者による承認を受けてからファイル送信を行ったり、ファイル共有時に、設定されたすべての承認者による承認によりファイルのアップロードを行ったり、といった利用法が可能になるので、企業ごとに異なる運用方針に合わせた柔軟な承認フローを実現するとしている。

拡張された上長承認機能の利用例

　「GigaCC ASP」の価格は、Standardプランで1GB/10アカウントで月額1万2000円（税別）から。なお上長承認機能/承認ワークフロー機能は、Standardプランではオプション、上位のPremiumプランでは標準機能として提供される。