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ExcelシートをHTMLに展開するWebフォーム開発支援ツール「ExcelWebForm」

 アドバンスソフトウェア株式会社は6日、ExcelシートをHTMLに転換するWebフォーム開発支援ツール「ExcelWebForm」を発表した。Excelが持つ修飾情報や入力ルールまでを含めてHTML化するほか、展開されたHTMLの入力データを、Excelやデータベースへ更新することも可能という。

 「ExcelWebForm」は、Excelのシートを入力可能なHTMLテーブルに展開する、Webフォーム開発支援ツール。ExcelシートをHTMLのテーブルに展開するアプリケーション「ExcelWeb Tool Ver2.0」と、ExcelWebFormをプログラムに組み込んで利用するための「サーバーコントロール」から構成される。

 ExcelWeb Tool Ver2.0では、Excelシートを一括してHTMLテーブルに変換可能。変換にあたっては、罫線やフォント、背景色など、Excelが持つ多彩な就職情報がHTMLテーブルとして展開される。また、Webページのひな形となるスキンをあらかじめ準備しておけば、目的の位置にテーブルを差し込めるため、Webページのテーブル部分を使い慣れたExcelでデザインできるとした。

 展開されたHTMLでは入力も可能で、スムーズなカーソル移動を行えるほか、一部の計算式がサポートされる。HTMLとJavaScriptで展開されるので、デスクトップアプリケーションだけでなく、スマートデバイスを含めたさまざまな環境で利用可能。さらに、展開されたHTML上の入力項目は、もとのExcelファイル上で、セルのロック機能、名前の定義などを使用して制御できる。

 一方のサーバーコントロールは、ASP.NET用を提供。HTML上で入力されたデータを、個別のセル指定やJSON形式で取得できるため、ExcelファイルやPDFファイルとして保存したり、データベースへ更新したり、といったことが可能になる。

 価格(税別)は、クライアント開発ライセンスが7万円、JavaScriptをサーバー上で使用するためのライセンスが12万円、ASP.NET用のコントロールを含めたライセンス(Professional版)が24万円。

 動作環境は、Windows 10/8.1/8/7 SP1以降/Vista SP2以降と、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2 SP1以降/2008 SP2以降。開発環境がVisual Studio 2013/2012/2010/2008 SP1以降で、Excel 2003以降の.xls/.xlsxファイルに対応する。

石井 一志