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代々木ゼミナール、ウェブサイト構築/運用基盤に「NOREN」を採用

 株式会社のれんは4日、同社が提供するウェブコンテンツマネジメントシステム「NOREN Content Server(以下、NOREN)」が、学校法人高宮学園代々木ゼミナールのウェブサイト構築/運用基盤として採用されたと発表した。

 代々木ゼミナールでは、各志望校に対応する様々な受講スタイルやサポートシステムに関する情報をウェブ上で公開している。従来、人手によるウェブサイト運用や担当者のスキルのバラつきにより、コンテンツの迅速な更新が困難だったことに加え、属人化や作業負荷、配信漏れやリンク切れの発生が大きな課題となっていた。特に、1月から3月の受験シーズンには大学入試情報をウェブに公開するため、外部データの加工から公開までにスピードと正確性が求められ、負荷の高い状況が続いていた。

 これらの課題を払拭するために、ウェブサイトの構築/運用基盤としてウェブコンテンツマネジメントシステムの導入を検討。2014年9月にNORENの採用を決定した。

 NORENは、HTMLに関して初心者の担当者であってもコンテンツの更新が容易に行えることや、「データ連携機能」により大学入試情報などの外部データを取り込んでウェブに迅速に反映できること、約550社の企業に採用されている実績が評価されたことなどが採用の決め手となった。

 NORENで構築したウェブサイトは2014年12月に公開された。採用による成果としては、自動でリンクが更新されるためリンク切れがなくなったことや、複数のウェブサーバーに配信処理を実行できるため、特定のウェブサーバーへの配信漏れというリスクを排除できるようになったこと、ウェブサイトの全体構造をツリー形式で確認できるため、更新担当者が該当箇所を容易に特定でき、業務効率が大幅に改善するとともに誤ってコンテンツを更新することがなくなったこと、誰でもコンテンツ更新が容易に行え、スケジュール機能による配信の自動化により運用負荷が大幅に軽減されたことなどを挙げている。

 また、これまで大学入試情報などの外部データとの連携についてはプログラムの内製化にて対応してきたが、NORENのデータ連携機能を活用したデータ取り込み処理を再構築中で、今秋にリリースを予定している。

三柳 英樹