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大塚商会、中小企業向け「らくらくマイナンバー対応システム」、手書き書類もデータ化してセキュアに管理

 株式会社大塚商会は3日、マイナンバーの一連の業務プロセスを網羅した中小企業向け「らくらくマイナンバー対応システム」を9月1日から提供すると発表した。

 らくらくマイナンバー対応システムでは、手書きされた調書・届書類を複合機でスキャンしデータ化。OCR機能により各書類に記入された社会保険番号などをキーとして読み込み、社員情報と紐付けを行い、マイナンバー付の調書・届書類として出力する。

 一般の事務担当者は手書き書類のデータ化までを行い、マイナンバー取扱い担当者のみがマイナンバー付書類の出力を行うと言った分業が可能になる。導入企業では情報漏えいのリスク軽減に繋がるとともに、一般の事務担当者の現行の業務は大きく変わらずに、マイナンバー取扱い担当者の負担を軽減する。

 廃棄のプロセスでは、保管期限を過ぎたデータの削除に加えて、紙で出力され保管されている書類も廃棄の対象となる。システムでは、キャビネットなどに保管したマイナンバー付書類に関しても、適切な時期に廃棄を促すメッセージで通知し、確実な廃棄作業をサポートする。

 価格(税別)は、「スタンダードモデル(スタンドアロン版基本システム)」が10万円、「プレミアモデル Type A(ネットワーク対応5ユーザー版基本システム)」が15万円、「プレミアモデル Type B(取得システム+ネットワーク対応5ユーザー版基本システム)が28万円、「プレミアモデル Type C(取得システム+ネットワーク対応無制限ユーザー版基本システム)」が56万円。別途、設定料、指導料、導入サポート費用、保守料などがかかる。

三柳 英樹