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ぷらっとホーム、IoTを迅速に展開できるパッケージ「IoT クラウドベーシックセット」

 ぷらっとホーム株式会社は29日、ソフトバンクの通信回線を含め、IoT(Internet of Things)の導入に必要なものをセットにしたパッケージ「IoT クラウドベーシックセット forソフトバンク」を発表した。

 このパッケージは、モノや空間の状態をデータ化する「センサー」、センサーとサーバーを中継する「IoTゲートウェイ」と、データを受信するためのクラウドサービス、センサーを可視化するユーザーアプリケーション、サーバーへデータを送信するための通信回線をセットにしたもの。IoTの導入に必要となる要素がワンパッケージになっているため、ユーザーはIoTの導入を迅速かつ低コストで行えるという。

 また、利用可能なセンサーやアプリケーションなどはそれぞれ独立しており、実運用や実システムにあわせてさまざまな個別の変更やカスタマイズを行える点も特徴。まず実験導入したあと、さらに多様なセンサーを追加したり、アプリケーションを独自に開発したり、といったことが自由に行えるとした。さらに、サーバーはクラウドサービスを利用するため、導入後のスケールアウトも容易に実現する。

 なお、センサーは温度センサー、加速度センサーが内蔵されたセンサービーコンを2基提供。IoTゲートウェイは3G・Wi-Fi通信やBluetoothなどの無線通信モジュールを内蔵した、ぷらっとホームの「OpenBlocks IoT BX3」を、クラウドサーバーはAmazon EC2を、それぞれ利用する。

石井 一志