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富士ゼロックス、企業のマイナンバー制度対応を支援するソリューションサービスを提供

 富士ゼロックス株式会社は22日、社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)に関する企業の取り組み状況に合わせて対応するソリューションサービス群として、マイナンバー取得管理支援パッケージ、マイナンバー業務プロセスアウトソーシング、マイナンバー取得業務支援ソリューションの提供を開始すると発表した。

 マイナンバー制度対応に必要な取扱規定策定から、入手業務、取扱業務、調書提出業務、安全管理措置など、制度対応に必要なすべての領域に対応。設計から運用までの制度対応を支援し、企業の投資コストと制度対応の業務規模に応じた最適な対応を提案する。

 マイナンバー取得管理支援パッケージでは、従業員や個人取引先などすべての対象者が簡易に扱える提出フォーム(紙)によるマイナンバー取得の運用を前提に、従業員別に必要な提出フォームの自動生成から利用、保管、廃棄、さらにそれらの履歴管理を一元的に運用できるソフトウェアパッケージとして提供する。提出フォームを複合機でスキャンして電子化することで確認登録作業の効率化を実現し、内閣府が公開しているマイナンバーのガイドラインに対応した「取扱規定」と「運用手順書」のテンプレートも提供する。価格はソフトウェアおよび設置役務代行サービスを含め43万8800円~。提供開始は8月中旬。

 マイナンバー業務プロセスアウトソーシングでは、企業が希望するマイナンバー制度対応に合わせたアウトソーシングサービスを提供する。マイナンバー情報の取得から利用(帳票出力、行政機関などへの提出)、保管・廃棄までを一括で受託し、データ保管やアクセスなどの技術的な安全管理措置を施すことで、高いセキュリティーを保持した環境で運用する。価格は都度見積もり。

 マイナンバー取得業務支援ソリューションでは、企業の取扱規定や運用手順書に基づいたマイナンバーの取得業務に対するソリューションを提供する。提出フォーム(紙)によるマイナンバー収集だけでなく、複合機やPCを活用した収集システムや複数拠点で収集したデータや証跡を一元管理するデータベース、取得状況のモニタリングシステムの構築など、さまざまな業務要求に応じてシステムインテグレーション(SI)で対応する。価格は都度見積もり。

三柳 英樹