ニュース

NEC、南アフリカのICTソリューション企業に資本参加

アフリカ地域で社会ソリューション事業の拡大図る

 日本電気株式会社(NEC)は22日、EMEA地域の統括会社であるNECヨーロッパ社を通じ、南アフリカのICTソリューション企業XON Holdings Proprietary Limited(以下、XON)に資本参加したと発表した。ICTを活用して社会インフラを高度化する「社会ソリューション事業」を、アフリカ地域で拡大することが目的という。

 XONは1996年に設立され、通信事業者向けネットワーク構築事業や、セキュリティを中心とした政府・自治体向けITシステム構築事業、アウトソーシング事業などを手掛ける企業。

 サハラ砂漠以南のサブサハラ・アフリカ地域では、人口増加や政情安定化を背景に、今後の経済成長が期待されており、通信・セキュリティ関連など社会インフラの整備が加速する見込みという。

 そうした背景からNECでは、かねて展開しているアフリカ地域での事業拡大を図るため、XONへ資本参加。これによって同社との強固な協業関係を構築し、両社の顧客に対する相互販売や、製品・技術の相互補完、XONが有するIT技術者の活用などを推進し、サブサハラ・アフリカ地域を中心として、アフリカ地域での同事業をいっそう推進する考えだ。

石井 一志