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NEC、ファイルサーバー統合管理ソフトウェア新製品「NIAS V3.2」発売

 日本電気株式会社(NEC)は9日、ファイルサーバー統合管理ソフトウェアの新製品「NEC Information Assessment System V3.2(NIAS V3.2)」の販売を開始した。

 NIAS V3.2は、従来のファイルサーバーの容量増大に対する整理機能に加えて、アクセス権の設定状況を可視化した。アクセス権管理機能のデザインを刷新し、アクセス権設定の問題箇所を一括表示するなど、ファイルサーバーのアクセス権の設定状況を一元的に把握できるようにするとともに、管理者が把握できないファイルや、無効なアクセス権が残っているファイル、誰でもアクセス可能なファイルなどの検出に対応。これにより、アクセス権設定の不備による情報漏えいを未然に防ぐ。

 また、メニューの英語表示、英語OS上での動作に対応。ブラウザーの言語設定を参照して、端末の言語に合わせて自動的に表示言語の切り替えが可能で、各国の拠点でグローバルに展開する企業や、増加する外国人社員のシステム利用が可能になった。

 さらに、申請・承認業務の効率化として「NIAS リソース管理オプション」を追加。組織改編やプロジェクトの発足・変更等の度に発生する、アクセス権、Active Directory、ファイルシステムの容量制限設定の申請・承認ワークフローが利用可能となり、従業員など利用者からの申請をシステム管理者が承認し、設定を行う一連の業務を効率化する。また、申請内容の妥当性を判断できる利用部門の管理者に承認権限の移譲を可能にすることで、適切なアクセス権管理を実現するとともに、情報システム部門の作業負担も軽減する。

 製品価格(税別)は、NIAS 3.2が50万円~、NIAS リソース管理オプションが50万円~。出荷開始日はいずれも7月31日。

 新製品は、NECグループが7月15日~16日にグランフロント大阪ナレッジキャピタル コングレ コンベンションセンターで開催する「NEC iEXPO KANSAI 2015」で展示する。

三柳 英樹