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オレガ、年額5万円で利用できるサーバーログ管理ソフト「VVAULT AUDIT」

 株式会社オレガは8日、サーバーログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」を発表した。同日より、同社のWebサイトでダウンロード提供を開始している。

 VVAULT AUDITは、Windows上で共有フォルダのアクセス記録を管理するファイルサーバーログ管理ソフト。Windows監査ログを活用することで、専用ログサーバーも商用データベースも利用せず、ファイルアクセス履歴を記録できるという。

 通常のWindows共有フォルダに加えて、オレガのストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の仮想ドライブに対してもログ管理が可能で、VVAULTのユーザーサポートサイトやライセンス認証システムを流用することにより、従来製品に比べてコストダウンを実現。また、ログ情報は圧縮して保存され、検索と長期保存に対応するとした。

 ラインアップには、ログ管理期間が2週間までに制限される無償版「VVAULT AUDIT Basic」と、ログ管理期間を無制限にし、さらに長期保存用のデータアーカイブ機能とソフトウェアサポートを付属させた上位版「VVAULT AUDIT Professional」(年額5万円・税別)を用意する。このほか、NASやクラウドサービスへの組み込み用に、「VVAULT AUDIT Professional OEM」も提供するとのこと。

 対応OSは、Windows Server 2008 R2以降、Windows Storage Server 2008 R2以降。

 オレガでは、今後、MACアドレスを利用したクライアント端末の厳密な判別機能、アクセス権違反などのアクティブなセキュリティ検知機能、時系列データとの比較による異常判定機能などについて開発を進めるほか、ハードウェアベンダーやクラウドベンダーとも提携し、2015年度中に1000ライセンスの提供を目指すとしている。

石井 一志