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GMOクラウド、クロスプラットフォーム対応のアプリ開発SDK「Marmalade」を日本販売

 GMOクラウド株式会社は1日、英Marmalade Technologiesが開発・ライセンス提供するクロスプラットフォーム対応のSDK「Marmalade」について、日本での販売に関して契約を締結し、国内のゲーム開発者向けに販売を開始した。

 無料で利用できる「Free」のほか、有料版として対応プラットフォームやサポートなどの違いにより「Community」(2万5181円)、「Indie」(8万4331円)、「Plus」(25万3500円)、「Pro」(59万1500円)の4種類を販売する(価格はいずれも税別)。

 Marmaladeは、iOSやAndroidといったネイティブアプリからウェブブラウザアプリまで、様々なプラットフォームに対応した、クロスプラットフォームのSDK。単一のソースコードで、iOSやAndroidといったモバイルプラットフォームへのアプリ移植を簡単に行うことができる。C++で作成されているため、ゲーム開発者が慣れ親しんだ環境で開発できるほか、過去にC++で作成した資産を再利用できる。

 また、様々なニーズに対応できるよう、iOSアプリの製作に利用されるプログラミング言語のObjective-Cや、C++との親和性が高い軽量かつ高速なスクリプト言語Lua、ウェブアプリケーション製作のためのHTML5も利用できる。

 さらに、iOS用に製作されたアプリをAndroid向けに簡単に移植できる「Marmalade Juice」、GUIを利用してゲーム開発速度を加速させる「Marmalade Quick」も提供。両サービスともに「Marmalade」のライセンス費用のみで利用でき、追加費用は必要ない。

三柳 英樹