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日本ラッド、ネットワーク可視化ツール「NIRVANA」をカスタマイズ提供

 日本ラッド株式会社は9日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発したネットワーク仮想化ソフト「NIRVANA」の国内・グローバルにおけるカスタマイズ展開を開始した。

 NIRVANAは、サイバー攻撃に対抗するための統合分析プラットフォーム。ネットワークトラフィックを可視化し、DDoS攻撃やネットワーク輻輳の状況を把握できるようにする。ネットワーク事業者やグローバル展開する企業などに好評とのことだが、既存の提供形態では機能追加・カスタマイズが容易ではなかった。

 そこで日本ラッドがNICTからソースコードの利用・改変権を取得し、カスタマイズ可能なソリューションとして提供を開始する。まずは要望の多かった通信量や通信属性をトリガーとしたアラート機能と、サイバー攻撃を防御する外部装置・ソリューションとの連携機能を最優先に開発・提供する予定。

 これらを通じ、日本国内はもとよりグローバル展開を強化し、特に日本発のシステムに期待の高いアジア圏のネットワークキャリアを中心に積極展開を図るとしている。

川島 弘之