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ヴイエムウェア、Citrix環境のユーザー環境管理を支援するソリューション

 ヴイエムウェア株式会社は24日、包括的なユーザー環境管理機能を備えたImmidioプラットフォームを活用する「VMware User Environment Manager」を発表した。これを利用すると、Citrix XenAppおよびCitrix XenDesktopの環境でのアプリケーション管理を簡素化できるという。

 米VMwareは2月に、ユーザー環境管理ソリューションを提供する蘭Immidioを買収し、アプリケーション配信やユーザー管理を行える製品「VMware Workspace Environment Management(WEM)」を発表していた。これを利用すると、IT部門は、データセンターから個々のデバイス全体にわたって、アプリケーションの分離と配信、ユーザーの管理、パフォーマンスの監視を統合的に行うことができる。

 今回は発表されたVMware User Environment ManagerはWEMの重要なコンポーネントであり、あらゆる仮想/物理/クラウドの環境で、パーソナライゼーションと動的なポリシー設定が可能になる。同製品を導入することにより、ユーザーはWindowsのワークスペースやアプリケーションに簡単にアクセスできるだけでなく、デバイスや場所を問わず、一貫してパーソナライズされたデスクトップ体験を得られるとした。

 同製品は、Citrix XenApp/Citrix XenDesktopをすでに導入している顧客を含め、あらゆる顧客にメリットをもたらすとしており、単体、あるいは「VMware Horizon Application Managementバンドル」として、Citrixのソリューションを導入している顧客向けに提供する。

 なお「VMware Horizon Application Managementバンドル」には、VMware User Environment Managerのほか、Citrix環境でのトラブルシューティングの簡素化とダウンタイムの削減を支援する「VMware vRealize for Published Applications」、エンドユーザーとデスクトップにアプリケーションをリアルタイム配信する「VMware App Volumes」、エージェント不要のアプリケーション仮想化製品「VMware ThinApp」エンタープライズクラスの統合ワークスペースを実現する「VMware Workspace Portal」などが含まれる。

 参考価格は、VMware User Environment Managerが同時接続ユーザーあたり3200円(税別)から、「VMware Horizon Application Managementバンドル」が同1万3000円(税別)からとなる。

石井 一志