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NTT-AT、CAのWeb API関連製品を販売

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は21日、CA Technologies(CA)の「Web APIマネジメント・ソフトウェア」および「サービス仮想化ソフトウェア」を、同日より提供開始すると発表した。

 今回提供開始する「WebAPIマネジメント・ソフトウェア」は、Web APIの開発・管理・運用を安全かつ効率的に実現するための製品群。統合的なセキュリティと管理コントロールを提供し、安全にモバイル用APIの公開をサポートする「CA Mobile Access Gateway」、開発者間でのドキュメント共有、社内外開発者のアクセス制御を行うほか、APIアクセスランキングや分析などの開発環境を提供する「CA API Developer Portal」、複数のMobile Access Gatewayを一元管理し、遠隔操作や開発環境から本番環境への移行の管理を実施する「CA Enterprise Service Manager」、といった製品で構成される。

 これらを利用することによって、既存の社内システムには手を加えずに、Web APIを介したデータの公開を行えるほか、複数の社内システムをあたかも1つのサービスであるかのようにまとめ、セキュアに通信させることが可能という。さらに、アプリケーションレベルでの不正アクセスの検出・予防機能により、Web APIの攻撃から社内システムを保護dできるとした。

 一方の「サービス仮想化ソフトウェア」は、アプリケーションの振舞いやデータをキャプチャし“仮想サービス”を作成する「CA Service Virtualization Power User」と、仮想サービスにアクセスしてテストを実施するためのライセンス「CA DevTest Runtime User」から構成される製品群。連携するシステムの振舞いを仮想的にシミュレートでき、この仮想サービスを使って連携などのテストをすることで、アプリケーションの開発およびテスト期間の短縮、品質の改善を行えるという。

 参考価格は、「WebAPIマネジメント・ソフトウェア」が780万円から、サービス仮想化ソフトウェアが1ユーザーあたり650万円から。NTT-ATでは、2017年度末までの約3年間で、3億8000万円の売り上げを目標としている。

石井 一志