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サイオスがKPSを買収、業種別ソリューションなどの強化図る

 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)と株式会社キーポート・ソリューションズ(以下、KPS)は15日、サイオスがKPSの発行済み株式の90.51%を取得し、KPSを連結子会社化すると発表した。サイオスおよび同社グループがこれまで培ってきたオープンソースソフト(OSS)、クラウド関連の技術開発力と、KPSの金融業界を中心とするシステム/アプリケーション開発の技術力・実績を連携させ、新製品・既存製品の開発とコンサルティング、サービス提供を強化する。

 KPSでは、1998年の創業以来、証券業界をはじめとする金融業界全般に対し、多重処理や拡張性に優れたオブジェクト技術をベースとしたシステム/アプリケーション開発を提供してきた。また近年では、ヘルスケア、不動産領域などにおいて、デザインから、開発、運用、保守までの一貫したICTサービスを提供している。

 今回の買収では、サイオスが強みを持つオープンソース関連の知識・技術基盤と、KPSが強みとしてきた業種別ソリューション、およびこれを支えるITエンジニアの技術力を相互連携させることが狙い。これによって、業種ごとに親和性の高い新製品・サービスなどを、タイムリーに創造することを目指すとのこと。

石井 一志