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牧場管理アプリ「Farmnote」、発情・分娩も見える化し利益に貢献

 株式会社ファームノートは13日、スマートデバイスで牧場管理できる牛群管理システム新版「Farmnote 2.0」を公開した。必要な情報により早くたどり着けるよう、ユーザーインターフェイスを刷新したほか、今後数カ月をかけて随時新機能を追加していく。

 Farmnoteは、スマートデバイスのタッチ操作だけで牧場経営を見える化できる酪農・肉牛農家向けの牛群管理システム。2014年11月から460農家で利用されている。

個体を管理

 新版では牛を管理するだけでなく、データから牧場の経営状態・売り上げ・コストも可視化して、利益に貢献する機能強化を図った。主な機能強化は「使い勝手の向上」「コラボレーション」「経営の見える化」の大きく3点。

 使い勝手の向上ではUIを刷新。情報への導線を見直し、より簡単に牧場・個体の情報を確認できるようにした。牛・従業員が増えても快適に使えるように、活動予定の作成や一括登録、カレンダー、カスタムリストの絞り込み機能を大幅に改良している。同時にiPadアプリも新たに公開する予定。

活動一覧

 コラボレーションでは、コンサルタントや獣医が担当している牧場を複数管理できる「牧場切り替え機能」を活用することで、牧場と同じデータを確認しながらアドバイスできるようにした。コメント機能を活用することで、牛の活動をベースにコミュニケーションを活性化できるという。「通知機能」によりコメントや予定を端末に通知し、複数の人がリアルタイムに牧場運営に関われるようにもしている。

 経営の見える化では、新たな分析・レポート・グラフを追加。「妊娠率の採用」「乳検データの活用」「進化するカスタムリスト」などを利用可能にした。新たな妊娠率グラフでは、主導では算出が難しい妊娠率計算を自動で行い、発情見逃し頭数や妊娠率をかんたんに可視化できるようにした。

活動一覧
利益を生む方法、発情の見逃し頭数を減らすこと。カレンダーで発情・分娩を見逃さない

 乳検データの取込も可能とし、産次別の乳量推移グラフで簡単に個体乳量を確認したり、各月の乳質の推移を可視化できるようにした。カスタムリストでは、問題や課題を抱える牛はどの牛なのか、どの牛群にいるのか、正確なデータに基づき牛をリストアップ。たとえば発情予定日を過ぎている牛やリピートブリーダー、休薬期間中の牛などを条件を指定して検索できるという。さらに一度設定した検索条件はリストとして左メニューに個体数とともに表示される。牧場の基準を設定すればそれに適合した牛を常に探してくれるという。

乳検データを取り込むことで、個体別の成績がとても見やすく、より分析が行いやすくなる

 Farmnoteは、Webサイトからアカウント登録することで、100頭まで無償で利用できる。

川島 弘之