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セールスフォース、メディアと購読者の1対1の関係構築を支援するソリューション

富士通と提供開始

 株式会社セールスフォース・ドットコム(セールスフォース)は31日、富士通株式会社と共同で、メディア業界向けに「Salesforce メディア購読者管理ソリューション」を日本向けに提供すると発表した。Marketing Cloud、Service Cloudの分析機能をCustomer Success Platformで統合し、メディアと購読者の1対1の関係構築を支援するという。

 「Salesforce メディア購読者管理ソリューション」は、新聞社、出版社、ケーブルテレビ会社、デジタルコンテンツ配信事業者、放送局、オンラインゲーム会社などを対象とし、メディアと購読者(顧客)との1対1の関係構築を支援するもの。購読者に関するデータを一元管理し、適切なコンテンツとチャネルを組み合わせて、さまざまな接点(カスタマージャーニー)を設計することにより、投資対効果の高いマーケティングキャンペーンの実施やサービスの提供が可能になるという。

 具体的には、時間と場所、使用しているデバイスを問わず、購読者に合わせてパーソナライズされたコンテンツを提供する機能を搭載する。またSNS機能により、企業と購読者、あるいは購読者同士の意見交換ができるコミュニティを提供。スマートフォンアプリを提供し、マーケティングキャンペーンの状況やサポート履歴を、いつでも、どこでも確認できるようにする。

 さらに、従業員、顧客、パートナーのあらゆるアプリケーションやデバイスの統合管理を行えるほか、統一された顧客プロファイルを維持することで、アカウント、取引、ソーシャル情報などの、統合的な購読者管理をサポートするとした。加えて、さまざまなデバイスから必要となるデータソースを探索し、新たな知見を得られる分析機能も提供するとのこと。

 なお、このソリューションは日本のみで提供される。

石井 一志