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地域参加型で高齢者や子どもを見守る「SANフラワー見守りサービス」

 加藤電機株式会社は、地域参加型で高齢者や子どもを見守る「SANフラワー見守りサービス」を4月27日から提供する。

 認知症高齢者や子どもを地域参加型で見守るためのシステム。GPSを利用せずに接続できる小型タグで居場所を捜索するのが特徴で、おおよそではなく正確な居場所にたどり着けるという。

 見守り方法は、対象者に「SANタグ」を持たせ、この取り組みに賛同する企業「SANサポーター」が設置した「SANアンテナ」へ15秒ごとに位置を送信。クラウドサーバーに蓄積される位置情報を参考に、地域の安全をパトロールする地域住民やボランティアグループで結成される「SAN見守り隊」が対象者を捜索する。

 SANタグは約15gほどの重さで、価格は1万2800円(税別)。SANサポーターには現在、アキレス、イエローハット、オートバックスセブン、KDDI、知多信用金庫、中京医薬品、日本大学が参加を表明している。SAN基地局の設置運営が役割となり、年間8万1600円(税別)/1口で参加可能。広告協賛という形で自社の広告がサポーターマップに表示されるなどのメリットが享受できる。

位置情報を発信する「SANタグ」
正確な居場所にたどり着ける「SANレーダー」

 これと併せて、SAN見守り隊も募集中。また、同サービスの効果を実証するため、地域見守り訓練の実施地域も募集。SANアンテナの設置協力が可能で、5人以上の見守り隊を編成できる自治体、各種学校、ボランティア団体に参加を呼びかけている。

川島 弘之