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CSAJのソフト製品認証制度がクラウドに対応、3社4製品を先行認証

やよいの青色申告オンラインやKintoneなど

 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は19日、ソフト製品の品質を第三者が評価する「PSQ認証制度」において、3社4製品をクラウド製品として初めて認定したと発表した。

 PSQ認証制度は、国産パッケージソフトの品質が世界で通用することを証明するために制定した認証制度。これまではパッケージソフトを中心に認証してきたが、広がりを見せるクラウド製品についても認証の対象とすることで、さらに多くの需要に応えるという。

 同制度が準拠している国際規格ISO/IEC25051は、2014年の改正によって「利用時の品質」に重点が置かれるようになったため、CSAJでは、この改正に基づく新評価基準を策定。その新評価基準によるトライアル評価を実施した結果、今回の判定委員会において3社4製品を認証したとのこと。

 具体的に認証されたのは以下の通り。

・QuickBinder for iAP 8.0.1(クイックバインダー株式会社)
・Kintone 4.11(サイボウズ株式会社)
・やよいの青色申告オンライン 1.0.3.112(弥生株式会社)
・やよいの白色申告オンライン 1.0.3.112(弥生株式会社)

 なおトライアル評価は、2015年春の正式リリースを予定しているISO/IEC25051:2014対応PSQ認証に向けて、手順や必要書類を整備するためのものであり、これら4製品はその先行認証になる。

 また、トライアル評価の期間は当初2014年12月までとなっていたものの、トライアル開始の発表から多くの問い合わせがあり、現在も申請準備中の企業があることから、2015年2月まで延長されている。

石井 一志