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日商エレ、コンタクトセンター向けに「双方向型SMS配信サービス」を販売

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は27日、コールセンター向けソリューション「オペレーターフリーモデル」拡充の第1弾として、AOSテクノロジーズ株式会社の「双方向型SMS配信サービス」を、販売開始すると発表した。

 「オペレーターフリーモデル」とは、オペレーターの確保が困難となっているコールセンター業界に向け、日商エレが提唱するビジネスモデル。自動化手段を活用して、顧客アプローチ手段を代替あるいは補助することにより、業務効率化およびコスト削減を支援するという。

 今回、その拡充の第1弾として提供する「双方向型SMS配信サービス」は、携帯電話の世界標準機能であるSMS(ショートメッセージサービス)を使った法人向けソリューション。国内主要キャリアと直接接続し、専用システムから複数の携帯電話あてに、メッセージの一斉送信を行える。また企業から情報を配信するだけではなく、ユーザーからのメッセージを受信可能な“双方向型”が特徴で、キャンペーンやアンケートなど、さまざまなシーンで活用できる。

 コンタクトセンターがこれを活用することにより、顧客へのアプローチが自動化されるため、人為ミスが減り、的確な顧客アプローチが可能になるとのこと。

 さらに、日商エレの債権管理総合システム「ACC Professional Suite」との連携にも対応する。同製品には、連絡先をリストアップし、画面操作により自動的にフォローコールを行う「オートコール」機能がある。この機能を補助、または代替する連絡手段の1つとしてSMS配信を活用すれば、債権管理業務における効率的な顧客へのアプローチを実現するとした。さらに、双方向型SMSを活用し顧客のレスポンスを受信できることから、タイムリーな顧客アプローチと債権回収率の向上を支援するとしている。

 日商エレではこのサービスについて、初年度に2000万円の販売を見込んでいる。

石井 一志