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NTTコムウェア、月額課金ですぐに始められる「ビッグデータ処理基盤」

 NTTコムウェアは、エンタープライズ向けクラウド「SmartCloud」において、「ビッグデータ処理基盤」サービスを11月から開始した。ビッグデータ分析のスタートアップ環境をクラウド上で提供する。

 SmartCloud ビッグデータ処理基盤は、利用期間・必要リソースに応じた料金体系で、最短5営業日で利用できるのが特長。SmartCloudでは基盤にSSDストレージを採用しており、仮想環境でも物理環境と同等性能のHadoop環境を実現した。より「処理時間の短縮か」を優先するシステムの場合は、要件に応じて高性能な物理環境も提供可能という。

 Hadoopには商用ディストリビューションである「MapR」を採用。通常、商用ディストリビューションの利用には年間ライセンスの購入が必要となるが、NTTコムウェアのサービスでは、仮想サーバーとMapRのセットを月額料金で利用できるのも特長だ。

 参考価格としては、仮想サーバー(vCPU×4、16GBメモリ、40GBディスク、NIC×2)が3台の構成で月額24万円(税別)から。仮想サーバー×1台あたりMapR×1ライセンスが提供される。

 今後の展開としては、大容量データかつ短時間の処理を要求する顧客に向けて、物理サーバーのラインアップなど基盤サービスの拡充を予定。また、ビッグデータソリューションの1つとして、ノーチラス・テクノロジーとともにバッチ分散処理フレームワーク「Asakusa Framework」利用した「バッチ高速化ソリューション」も提供していく。

川島 弘之