CTC、企業の働き方変革を支援するトータルサービスを提供

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は23日、業務の効率化を目的に、企業・団体の働き方変革を支援するサービスを開始すると発表した。

　今回CTCが提供するのは、現状の働き方を把握するためワークショップや、働きやすさと働きがいに関する目標設定を支援するコンサルティング、働き方の変革を実現するITシステムの構築およびメンテナンスなどを、トータルに提供するサービス。すでにCTCでは、社内システム「eWork+」により、リモートワーク環境やビデオ会議システムを通じた多拠点会議環境などを整えているほか、社内における業務効率化やコミュニケーションの向上、組織風土の醸成などにも努めているとのことで、こうした自社の働き方変革の取り組みやノウハウと、ICTにおける長年の提供実績を体系化した。

　具体的には、コンサルティングを通して目標を設定し、企画・提案型業務の生産性向上という観点から、「勤務場所と時間帯」「社内の知見の共有と活用」「社外との協働」「会議」という4つのポイントで、企業の働き方変革を支援するという。

　また、働き方の変革を支えるシステムについても、情報共有基盤、インスタントメッセージ（IM）、仮想デスクトップ、スマートデバイスなどの技術を統合し、「コスト」「スピード」「品質」「セキュリティ」「ガバナンス」の5つの効果を実現するため、企業の働き方変革が推進できる環境を整備するとした。

　同社では、BYOD（Bring Your Own Device）やファイル共有システムなどの、IT活用を推進する企業を中心に提供し、1年間で10億円の売り上げを目指すとしている。