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日立Sol、クラウド事業者特有のニーズに対応した基幹業務ソリューション

 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は2日、クラウド事業者向け基幹業務ソリューション(BSSシステム)を、10月8日より提供開始すると発表した。既存の通信・放送事業者向け顧客管理システム「BSSsymphony PRITM for SMS(顧客管理)」と、新たに開発した「BSSsymphony for 料金拡張オプション」を組み合わせて提供する。価格は個別見積もり。

 このソリューションは、クラウド事業者の顧客管理や課金・決済管理、契約管理などの基幹業務機能をワンストップで提供するもの。サービス名、料金、価格の有効期限、従量の限度や単位、税率をマスターで管理することにより、マスターを追加・変更するだけで料金設定を行えるようにしているため、多種多様なサービスの提供を短期間に実現するという。

 また、サービス利用前に請求し入金確認後にサービス提供する先払い方式や、年払い・6カ月払いなどの一括請求、リソースの利用量や利用時間に応じた従量課金方式など、クラウド事業者特有の課金方法をサポートしている。

 さらに、クラウド事業者のエンドユーザー向けWeb申し込み画面と基幹システムを連携するAPI、既存のプロビジョニング機能と連携するAPIを提供する。これらを利用して、従来の画面を利用した加入申し込みの受付からプロビジョニングまでを基幹システムで自動化することで、エンドユーザーへのサービス利用開始を早期に行えるようになるとのこと。

石井 一志