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IIJ、Ruby on RailsのPaaSを機能拡充、実行環境で使えるファイルサーバーなど

 IIJは2日、Ruby on RailsによるWebアプリ開発・実行環境をクラウド上で提供する「IIJ GIO MOGOKサービス(以下、MOGOK)」のサービスラインアップを拡充した。併せて、サービス価格の一部改訂、および新規顧客を対象とした期間限定の無償キャンペーンを開始する。

実行環境で使えるファイルサーバを追加

 今回の拡充では、実行環境で使えるファイルサーバーを追加した。一般的なPaaSの実行環境では、ローカルファイルシステムを一時的なデータ保存にしか利用できず、データを長期的に保存するためには、外部のオブジェクトストレージなどを利用しなければならなかった。そのため、既存のソフトウェアをPaaS上で利用するには、実行環境に適した形式に改修する必要があった。

 MOGOKではファイルサーバーを実行環境上で利用できるため、既存のソフトウェア試算を改変することなく、ローカルファイルシステムを必要とするアプリケーションをそのままホスティングできるようになる。ファイルサーバーにはインターネットからWebDAV経由でアクセスすることが可能。

品目 ディスク容量 月額費用(税別)
ファイルサーバ/FS100 100GB 11,000円
ファイルサーバ/FS300 300GB 18,000円
ファイルサーバ/FS500 500GB 25,000円

 メニューとしては、ディスク容量100GB・月額1万1000円(税別)の「ファイルサーバ/FS100」、ディスク容量300GB・月額1万8000円(同)の「ファイルサーバ/FS300」、ディスク容量500GB・月額2万5000円(同)の「ファイルサーバ/FS500」が用意される。

【お詫びと訂正】
初出時、ファイルサーバのディスク容量の記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

「専用DBサーバ」にPostgreSQL/MongoDBを追加

 また、特定アプリケーションに専用の仮想サーバーを割り当て、RDBMS機能を提供する「専用DBサーバ」の対応データベースとして、MySQLに加え、PostgreSQL/MongoDBを追加した。要件に応じて最適なDBが選べる。

 すべての「専用DBサーバ」において、メモリキャッシュシステム「memcached」も利用可能に。DBへの問い合わせ結果をメモリ領域に一時的に保存(キャッシュ)させる機能で、RDBMSへのアクセス回数を減らし、アプリケーションを高速化できるという。

価格改定の内容とキャンペーン概要

 価格改定としては、Webアプリケーションの実行機能を提供する「Webインスタンス」、rakeタスクを定時実行ジョブとして登録し、指定した時刻に実行できる機能を提供する「Jobインスタンス 」、delayed_jobによる非同期処理の実行機能を提供する「Workerインスタンス」の価格を50%引き下げた。「専用サーバ」の価格も最大で53%値下げされる。

品目 改訂前の月額費用(税別) 改訂後の月額費用(税別)
Webインスタンス 2,800円 1,400円
Jobインスタンス 2,800円 1,400円
Workerインスタンス 2,800円 1,400円
専用DBサーバ/DB15 16,000円 7,500円
専用DBサーバ/DB30 22,000円 12,000円
専用DBサーバ/DB60 36,000円 19,000円
専用DBサーバ/DB120 71,000円 35,000円
専用DBサーバ/DB240 142,000円 67,000円

 無償キャンペーンでは、12月26日までに申し込んだ新規顧客に対し、「Webインスタンス」「Jobインスタンス」「Workerインスタンス」「専用DBサーバ(DB15、DB30、DB60、DB120、DB240のいずれか1つ)」「ファイルサーバ(FS100、FS300、FS500のいずれか1つ)」「独自ドメインSSL(1つ)」を最大2カ月間無償で提供する。

(川島 弘之)