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シトリックス、L7のパフォーマンスを重視した「NetScaler 24000シリーズ」

 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は24日、アプリケーションデリバリコントローラ「Citrix NetScalerシリーズ」の新モデルとして、「NetScaler 24000シリーズ」を発表した。レイヤ7レベルのパフォーマンスを重視したハイエンドモデルに位置付けられており、最上位モデルでは、レイヤ7レベルのスループットを標準で150Gbpsまでサポートできるという。

NetScaler 24000シリーズ

 「NetScaler 24000シリーズ」は、サービスプロバイダーやコンテンツ事業者のニーズに対応するために、レイヤ7レベルのパフォーマンスを強化したモデル。レイヤ7レベルのスループットを標準で150Gbpsまでサポートする「NetScaler MPX 24150」「NetScaler SDX 24150」と、同じく100Gbpsまでサポートする「NetScaler MPX 24100」「NetScaler SDX 24100」の4製品がラインアップされる。

 またライセンスによるパフォーマンスの拡張が可能なため、NetScaler MPX 24100を導入したユーザーは、ハードウェアを変更することなく、追加ライセンスを購入するだけで、上位のNetScaler MPX 24150へとアップグレードできる。さらにハードウェアの上限性能に達した場合でも、Citrix TriScaleテクノロジーを利用して最大32台までのクラスタリングが可能。スループットを最大3Tbpsまでサポートする。

 さらに、Platinum Editionを利用するか、オプションライセンスの追加を行えば、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の機能を利用することもできる。なおシトリックスのWAF機能は、ホワイトリストをベースにブラックリストを併用したハイブリッドモデルで提供するため、ゼロデイ攻撃にも対応可能とのこと。

 参考価格は、NetScaler MPX 24100が2524万5000円(税別)から、NetScaler MPX 24150が4083万7500円(税別)から。

石井 一志