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NSW、MongoDBのライセンスを販売~導入・運用支援などのサービスも

 日本システムウエア株式会社(NSW)は1日、ドキュメント指向データベース「MongoDB」の取り扱い、および関連サービスの提供を同日より開始すると発表した。これによって、ビッグデータ分析基盤の構築を支援するという。

 「MongoDB」は、オープンソースのNoSQLデータベース。プロトタイプの構築が従来のデータベースと比べて速く安価にできること、小規模構成で構築しても高い拡張性を持つこと、他のコンポーネントとの連携が容易なJSONデータモデルを採用していることが特徴という。

 NSWでは今回、MongoDBのサブスクリプションライセンスの提供と、導入時のコンサルティング、システム構築、運用の各種サービスを提供。ビッグデータ分析基盤を構築する企業などに向けて、ワンストップで技術支援を行う。

 1サーバーあたりの価格は、「Coreライセンス」が年間97万5000円(税別)、Kerberos/LDAP認証や監査機能、SNMPサポートなどが付加された高機能版の「Advancedライセンス」が年間182万円(税別)。コンサルティング、システム構築、運用の各種支援サービスは個別見積りとなる。

 なおNSWでは、例えば、オムニチャネルに対応したシステムを構築したいと考えている流通・サービス業や、機器保守や障害予兆検知などのIoT/M2Mの分析エンジンとして活用を検討している製造業などを対象に販売を勧めるとのことで、今後2年間に10社への導入を見込んでいる。

石井 一志