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芙蓉リースとSAPジャパン、リース利用企業向け資産管理サービスを提供へ

 芙蓉総合リース株式会社(以下、芙蓉リース)とSAPジャパン株式会社は26日、芙蓉リースのリース企業向け資産管理製品「Lessee Contract Management and Accounting(仮称 以下、LCMA)」を、クラウドサービスとして提供することに合意したと発表した。

 新サービスのベースとなるLCMAは、リース利用企業の固定資産管理業務を支援するソリューション。新サービスでは、芙蓉リースの資産管理サービス「FLOW-Cube」とデータ自動連携することにより、現物管理と会計処理の固定資産管理業務を一元的に処理することが可能になるという。

 リース利用企業は従来、現物管理と会計処理を別々で行うため、その結果発生する差異の確認作業などに相応の時間を取られがちというが、FLOW-CubeとLCMAを活用することで、効率性・正確性の向上、それによる決算の早期化、内部統制への対応強化を実現できるとのこと。

 また、複数の会計基準に対応したサービスをクラウド環境にて提供するため、従来の固定資産業務システムを導入するのに比べて、5年で約5分の1にコストを抑えられるとした。

 芙蓉リースでは、リース利用企業向けにサービスを提供する予定で、2016年の開始を目指している。

石井 一志