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富士ソフト、最短2日でWindows Server 2003からの移行を実現するサービス

 富士ソフト株式会社は25日、Windows Server 2003からの移行を最短2日間で実行できるサービス「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」を販売開始したと発表した。

 「らくらくアップグレード for Windows Server 2003」は、Windows Server 2003で稼働しているアプリケーションサーバーを、Windows Server 2008/Windows Server 2012の環境へ移行するサービス。移行に必要な作業をツール内で自動化するため、作業時間を大幅に削減できるほか、独自技術によりOS間の互換性問題も吸収できることから、アプリケーション改修は不要で、従来のサーバー移行にかかる費用と比較し、約1/10までコストを削減できるとした。

 また、移行後の環境はVHDファイルで提供されるので、配置先としてクラウド環境や仮想化基盤などを自由に選択可能な点もメリットとのこと。

 作業は、富士ソフトから送付される「らくらくサーバーキット」(らくらくツール入HDD、変換PC、WiFi)を利用し、3ステップのみで対応可能。具体的には、
1.らくらくツール入HDDを移行元のサーバーへ接続してツールを実行
2.らくらくツール入HDDを変換PCに接続
3.変換PCに富士ソフトがリモート接続して変換を実施
といった手順になる。

 参考価格は、サーバー1台あたり60万円(税別)から。富士ソフトでは、2016年3月までに500社の利用を見込んでいる。

石井 一志