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富士通、ビッグデータソリューションにQlikViewを統合

教育や導入支援も提供へ

 富士通株式会社は14日、ビッグデータ利活用ソリューション「FUJITSU Business Application Operational Data Management&Analytics」(以下、Operational Data Management&Analytics)で提供するデータ分析モデルに、Qlik TechnologiesのBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「QlikView」を統合したと発表した。また、QlikViewの導入や操作、活用を支援する教育サービスを提供するほか、QlikView製品の単体販売も開始する。

 QlikViewは、直感的に操作できるインターフェイスを持ち、簡単な操作でビッグデータの分析や可視化を行えるBIソフト。営業部門やマーケティング部門など、IT専門ではない業務部門の現場担当者が自らデータを分析し、ビジネス上の気づきを得て、意思決定に活用できるという。

 富士通では今回、ビッグデータ利活用ソリューションのOperational Data Management&Analyticsに、QlikViewへ表示するためのデータ変換、分析処理までを統合しているので、導入と同時にすぐ利用できる環境が提供される。これにより現場のユーザーは、店舗や商品ごとの売り上げといったさまざまな業務視点による多角的な分析を、直感的な操作により行えるとのこと。さらに、地図上への表示や各種グラフを組み合わせ、分かりやすく可視化することも可能とした。

 価格は、QlikViewを統合したOperational Data Management&Analyticsが2000万円(税別)から、QlikView単体が最小構成で初年度サポート込み約300万円(税別)から。

QlikViewによる分析結果の表示イメージ(左は売上分析、右はデシル分析)

 加えて、QlikViewの操作方法などの導入教育から、より高度な分析・可視化をするための活用支援まで、幅広い教育メニューを用意した。セミナー形式の集合教育から個別のオンサイト教育まで、ニーズにあわせてさまざまな形態で提供可能とのことだ。QlikViewの導入教育は12万6000円(税別)から、QlikView活用支援が個別見積もり。9月よりサービス提供を開始する。

石井 一志