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映像から性別・年齢層を自動推定する「FieldAnalyst」、カメラ接続数拡大
(2014/8/4 14:21)
NECソリューションイノベータ株式会社は4日、性別・年齢層自動推定システム「FieldAnalyst」新版を発売した。対応OS、カメラ接続台数などを拡充した。
FieldAnalystは、定点カメラによる映像から人物を検出し、その顔画像を基に性別と年齢層を自動的に推定し、計測結果を出力するシステム。個人情報やプライバシー権、肖像権に配慮し、推定に使用した画像を記録媒体上に記録しないのが特徴。
多くの商業施設では、目視による来場者層の調査が行われているが、カウントの判断基準が計測する個人にゆだねられるため、結果にばらつきが生じるなどの課題があった。その解決策として、同システムを2007年に発売。国内外の大型商業施設やショッピングセンター、イベントホールなどにおいて、客層分析ツールとして活用されているという。
製品メニューとしては、来場者分析システム「FieldAnalyst Gate」、デジタルサイネージの視聴効果測定システム「FieldAnalyst for Sinage」、顔認識ソフト開発キット「FieldAnalyst Software Development Kit(SDK)」が用意される。
新版では、対応OSとしてWindows 7(32ビット)に加えて、Windows 7(64ビット)、Windows 8、Windows Server 2012をサポート。FieldAnalyst SDKでも、Windows 7/8.1/Server 2012 R2に加えて、Red Hat Enterprise Linux 6をサポートした。
IPカメラの最大同時接続数も拡大。従来PC1台に1台のカメラを接続する構成だったが、PC1台あたり最大20台のカメラに接続することが可能となった。IPカメラの対応メーカーも拡充されている。
また、FieldAnalyst Gate/FieldAnalyst for Sinageに続き、FieldAnalyst SDKにもグローバル版が追加された。日本人以外の性別・年齢層も推定できるため、幅広い環境でFieldAnalystのソフト部品を利用できるようになる。
価格は、FieldAnalyst Gateが40万円(税別)、FieldAnalyst for Sinageが40万円(同)、FieldAnalyst SDKが250万円(同)。