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「NEC Cloud IaaS」、設計パターン集公開やSAP認定取得などサービス強化

 日本電気株式会社(NEC)は28日、IaaS型クラウドサービス「NEC Cloud IaaS」のサービス強化を発表した。

 サービス強化では、「NEC Cloud IaaS」利用時の最適なシステム設計を容易にする設計パターン集を公開。基本構成に加えて、サーバー冗長化、サーバー処理性能向上、ハウジングシステムや顧客構築システム(オンプレミス)とのシステム連携、複数クラウド基盤サービスの統合運用管理など、約20種の設計パターンを提示している。設計パターンは、今年度末までに約40種に拡充予定。

 また、「NEC Cloud IaaS(HA)」の提供基盤であるIAサーバー「Express5800/ECO CENTER」シリーズが、独SAPのハードウェア認定を取得し、SAPアプリケーションの稼働を正式にサポート。「NEC Cloud IaaS(HA)」上で各種のSAPアプリケーションを運用できる。

 サービス拠点となっている「NEC神奈川データセンター」では、米国公認会計士協会が定めた、受託会社におけるセキュリティや可用性などに関する内部統制保証報告書「SOC2保証報告書」を取得。これにより、データの安全性やシステムの信頼性に関して、顧客に対するアカウンタビリティ(説明責任)を向上するとともに、顧客の内部統制監査対応業務の効率化を実現した。

三柳 英樹