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日本HP、オンプレミスとクラウドのリソースを単一プールに統合可能に

「フレキシブルキャパシティ」を強化

 日本HPは18日、「HPデータセンターケア」のオプションサービス「フレキシブル キャパシティ サービス(HCS)」を強化すると発表した。

 HCSは、顧客が必要とするITインフラリソース(サーバー、ストレージ、ネットワーク)をサービス契約/月額制で提供するもの。顧客の環境に予備のITインフラリソースを事前に設置し、必要に応じて即座にリソースの拡張を可能人する。事前設置されたITインフラリソースは利用開始まで課金対象とならないため、過剰な初期投資を抑えられるという。

 今回の強化では、既存のオンプレミスのITインフラリソースに加え、「HP Helion Public Cloud」へのアクセスに対応。ワークロードに応じて拡張するITインフラリソースをオンプレミスとクラウドから選択可能となる。その際、HP Helionプロフェッショナルサービスを活用したワークロードの適切な配備を実現。また、単一ポータル、単一請求、オンプレミスおよびパブリッククラウドリソースの単一コントロールポイントによって簡素化したキャパシティ管理も可能とのこと。

 これらを従量制で使えるため、企業は購買プロセスや資金調達の時間及び工数を大幅に削減することが可能となり、成長ニーズに応じて即時拡張を行える柔軟性を得ることができるとしている。

川島 弘之