ニュース

NEC、AWSによるシステム構築サービスを開始、独自の付加価値が特徴

 NECは15日、Amazon Web Services(AWS)を利用したシステム構築サービスを開始した。

 NECの大規模システム構築ノウハウやAWS対応ミドルウェアを利用し、信頼性・付加価値の高いシステムの構築と、顧客ごとに適したクラウド活用の方向性を提案するアセスメントを提供する。

 構築にあたっては、性能評価シミュレーションに基づいたシステム構成や、ICTの最大資源の調達を自動化する独自ツールにより、最適なシステム構成と維持を実現する。

 AWS対応ミドルウェアとしては、セキュリティ・運用管理・高可用性などの製品を活用。付加価値の高いシステムを適切なコストで構築可能という。

 アセスメントでは、顧客の業務やIT環境を診断し、市場で提供される多様なクラウドサービスの最新動向を踏まえた上で、最適なクラウド活用の方向性や期待効果、ロードマップなどを提言する。

 また、「NEC Cloud IaaS」のセルフサービスポータルと連携することで、NEC Cloud IaaSやAWS、顧客構築システムの監視や、利用状況・構成情報などを統合管理。ハイブリッドクラウド運用を支援する。

 2017年度末までに、累計1000システムへのサービス提供を目指す。

川島 弘之