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NTTPC、IoT/M2Mデータを簡単に収集・蓄積するクラウドプラットフォーム

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は15日、IoT/M2Mのデータを簡単に収集・蓄積するM2Mクラウドプラットフォームの提供を開始した。

 M2Mゲートウェイからモバイル、クラウドまでをワンストップに提供するM2Mクラウドプラットフォーム。同社が開発した「デバイスエージェント」(M2Mクラウドプラットフォームとの接続を容易にするクライアントライブラリ)を利用することで、センサーや制御/監視機器からのデータ収集・取得、クラウドへのデータ蓄積などが容易に行える。変化の早いIoT/M2M分野において、必要な機能をクラウドとして利用できるため、初期投資を抑え、短期間で、ビジネスモデルの構築・検証・改善・商用提供といったサイクルを回せるとする。

 IoT/M2Mに適したNoSQLデータベースを採用し、テーブル設計は不要。M2Mゲートウェイを利用して、センサーや制御/監視機器をM2Mクラウドプラットフォームへ簡単に接続。機器の仕様を変更することなく、データを簡単にクラウドへ収集し、同時に機器のリモート制御も可能にする。

 M2Mゲートウェイは、アナログ・接点・シリアル・Ethernetといったインターフェイスを持つ機器やModbusに対応しており、ネットワークはモバイル(3G/LTE)を利用するため、M2Mゲートウェイを設置するだけで接続可能。

 プローブ端末や産業機器などを持つデバイスメーカー、アプリ開発を行うWebベンダーなど、IoT/M2Mで新たなビジネスを検討する企業向けに、各種ドキュメントやサンプルコード、デバイスエージェント、APIを利用できる検証環境を提供。デモ実機の貸し出しを受け付ける開発者向けサイト「DevCenter」も開設する。

 同サイトを軸に、顧客のニーズに合わせた構築や既存アプリとの連携といった開発支援を行っていく。

 発売は7月15日。価格は個別見積もり。

川島 弘之