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SBT、ミラクル・リナックスを子会社化へ

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は8日、同日開催した取締役会において、ミラクル・リナックス株式会社の株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。株式取得実行日は7月31日の予定で、全株式の58.0%にあたる4640株の取得を目指すという。

 今回、SBTが子会社化に乗り出した理由は、ミラクル・リナックスが強みとしてきたオープンソースソフト(OSS)に関する技術力が、SBTはもちろん、グループ各社の事業と親和性があると判断したため。特に、今後の需要拡大が見込まれるIoT分野などにおいては、SBTの子会社サイバートラストの認証ソリューションとの組み合わせによって、先進的で付加価値の高いサービスが提供できると期待されている。

 こうしたことを踏まえ、ミラクル・リナックスとSBTグループ各社が持つOSSの知見、技術、ノウハウを融合させ、経営資源の共有や活用を積極的に推進することで、グループ全体の企業価値向上が図れるものと判断したという。

 なお現在、ミラクル・リナックスの株式は、大口株主としてNEC、OBC、個人株主1名、ミラクル・リナックス代表取締役会長の佐藤武氏、従業員持ち株会が14%ずつを保有しているが、今回は佐藤会長を含む個人株主17名からの取得を見込む。

 そのうち、個人株式7名(保有株式数合計2155株、所有割合26.94%)から譲渡の同意を得ているほか、7月31日までに、その他の株主10名(保有株式数合計2485株、所有割合31.06%)から譲渡の同意を得ることを目指すとした。

 取得に要する概算費用は、株式が6億3800万円、アドバイザリー費用などが500万円と見込んでいる。

石井 一志