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KS-SOL、Citrix XenDesktopを利用したDaaSを提供開始

 関電システムソリューションズ株式会社(以下、KS-SOL)は7日、クラウド型の仮想デスクトップ(VDI)サービス「CIERTO(シエルト)/Virtual Desktop」を、同日より提供開始すると発表した。初期費用なし、30台から利用可能なため、コストを抑えてスモールスタートが可能。また、自社および自社グループでの運用実績をベースに安価での提供を実現したという。

 「CIERTO/Virtual Desktop」は、社内のPC環境をクラウド上に構築し、PCやスマートデバイスから利用できるようにする、DaaS(Desktop as a Service)型のサービス。基盤としてシトリックスのXenDesktopを採用しており、通信方式には帯域消費が少ないICAプロトコルを利用するため、低帯域のネットワークでストレスなく利用できる。

 また、ユーザー環境のActive Directoryと連携して動作する仕組みにより、ユーザー管理機能やグループポリシーはそのまま利用可能。スナップショット機能により最大96世代前までデータの復元が可能で、操作ミスによって削除してしまった際にもデータを復旧できるとした。

 データセンターは、災害に強く堅牢なファシリティを持つFISC基準(金融機関向け)の自社データセンター(大阪市内)を利用する。

 価格体系は、利用台数に応じたボリュームディスカウント制を採用し、例えば30台の場合は月額4800円(税別)から、100台の場合は月額3900円(税別)からで、KS-SOLのデータセンターを併用するユーザーに向けた割引価格も設定された。最低利用期間は1年。また、Microsoft Officeの追加やサーバーのウイルス対策、マスターイメージの管理といった有償オプションを用意している。

石井 一志