ニュース

ネットワン、ワークスタイル変革の実践ショールームを名古屋に開設

 ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は、中部支店(愛知・名古屋市)を移転・リニューアルし、2日より業務を開始した。新オフィスでは、“ICTを利活用したワークスタイル変革”を加速するワークスペースを実現し、社員が実践する姿を顧客に公開するショールームとしても活用する。

 中部支店・新オフィスでは、全域を無線LAN環境とし、仮想デスクトップやBYODなどを用いて、適切な場所を選んで働けるフリーアドレス環境を実現。この環境下で、資料作成などで集中するための個人作業エリア、チームでアイデアを創出するコラボレーションエリア、ナレッジ共有エリアやリフレッシュエリアなど、シチュエーション別のワークスペースを用意している。

オフィスレイアウト

 中部支店を含めた全国拠点の同社社員は、相手の応答可能状況(プレゼンス)を確認し、その状況に応じて、電話・メール・チャット・ビデオ通話などから適切な方法を選んでコミュニケーションが行える。ビデオ会議専用端末も6台設置するとともに、各個人のPC・タブレットから全国拠点・全社員とビデオ会議を実施することで、場所や時間を問わずコラボレーションを進められるという。

 社員が実際に働くほか、その様子を顧客へ公開するショールームとしての機能も持ち、顧客は生産性を向上させる手法を実感し、具体的な理解を深める場として活用できる。オフィス見学の際には、同社社員が案内し、ICTツールのみならず、テレワーク制度の整備を含めた利活用ノウハウやメリット・デメリットも併せて説明する。

 同様のデモ施設は東京・丸の内の本社オフィスにも「ソリューション・ブリーフィング・センター」として設置されているが、中部地区にも設置することでアクセスの柔軟性を持たせるほか、両施設を接続したデモも実現する。

畳による和風ミーティングスペース「sabo」。リラックスして新しいアイデアを創出
壁で仕切らない会議空間「shcool」。ときおり他の社員が新しい視点で会議に加わる
予約不要で、すぐに全国拠点とビデオ会議が可能なエリア
カフェ型の席「cafe」。短時間で終わらせる必要がある仕事を速やかに処理
個人席エリア「pit」。集中して提案書などの資料を作成

川島 弘之