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ビットアイル、SQL Server 2014を用いたデータ分析基盤を提供

 株式会社ビットアイルは18日、企業の分析業務向けに、データ分析クラウドサービス「ビットアイルBIサービス powered by Power BI」(以下、ビットアイルBIサービス)を提供開始すると発表した。売り上げ分析、購買分析、在庫予測、マーケティング分析などに利用できるサービスで、価格は、月額38万円(税別)から。

 「ビットアイルBIサービス」は、データ分析業務に必要となるプラットフォームを提供するサービス。日本マイクロソフトの最新データベースであるSQL Server 2014 Enterprise Editionや、サーバー、ストレージなどによるプラットフォームをビットアイルのデータセンター内にホスティングし、月額課金(最低利用期間1カ月)で提供する。

 また、Excelでのデータ分析を支援するアドインツール「Power BI」を利用するため、エンドユーザーは使い慣れたExcelでデータ分析を実行可能。これによって、ツール習得にかかる負担を削減する。なお、SQL Server2014から実装されたインメモリOLTP機能(開発コード名:Hekaton)をフル活用するために、I/Oが高速なフラッシュメモリストレージを採用している。

 このサービスを活用することで、企業のITの部門は、分析環境に関する機器やソフトの調達・構築、BI構築に必要とされる要件定義、キューブ作成のためのチューニングといった煩雑な作業から開放されるとのこと。また、専用の高価な設備を導入せずに、分析に必要な環境一式を月額課金で利用でき、初期投資も抑えられる点も強みとした。

 なお、ビットアイルのデータセンターサービスでは、同社のIP-VPNなどのサービスに限らず、国内主要キャリアの専用線やVPNサービスの引き込みができるため、高速かつセキュアなデータ転送に対応。SQL ServerのAlwaysOn機能を利用した高可用性構成や、Microsoft Azure(旧称:Windows Azure)へのVPN接続サービスを介したデータバックアップも可能になっている。

石井 一志