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キヤノンS&S、沖縄のデータセンターを利用した中小企業向けDRサービス

 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)とクオリサイトテクノロジーズ株式会社(以下、クオリサイト)は17日、クオリサイトが運営する沖縄のデータセンターを利用し、中小企業向けのDR(ディザスタリカバリ)サイトを構築する「沖縄DRパック」を発表した。同日より販売を開始する。

 「沖縄DRパック」は、企業が保有するNASやファイルサーバーのデータを、沖縄のデータセンターへレプリケーションするサービス。ラインアップとしては、企業が持つファイルサーバーのデータをレプリケーションする「ファイルサーバーパック」と、アイ・オー・データ製のNAS「HDL-XRWシリーズ」を企業側に導入する「NASパック」を用意した。

 データセンター側のストレージは、いずれもアイ・オー・データのNASを利用する。機種は、「ファイルサーバーパック」の場合は「HDL-Z4WMC2シリーズ」、「NASパック」の場合は企業側に導入するのと同じ「HDL-XRWシリーズ」で、必要なデータ容量に応じて最適な容量のモデルを選択できるとのこと。

 また、NASを設置する企業の拠点とデータセンターの間は、フォーティネットの「FortiGateシリーズ」でVPN接続し、セキュアな通信環境を提供。NASやVPN装置などの障害切り分けと復旧保守、レプリケーションの監視などもパッケージに含まれているため、専業のIT担当がいないような中小企業でも、安心してDR環境を構築できるとしている、

 価格は、「ファイルサーバーパック」が月額5万8500円(税別)から、「NASパック」が月額4万7500円(税別)から。別途、NAS、VPN装置や初期導入費用が必要となる。

石井 一志